kawasakidesign

about

福岡市で長くデザイナーとして仕事をしてきました。
後半はディレクターメインだけど。

仕事のスタイルは、時代とともにずいぶん変わりました。

この仕事についた当初はすべての作業がアナログで、三角定規・ロットリング・カッターナイフ・烏口などで、切った張ったのデザインワークを行なっていました。

時代の流れとともに大きな変化が2度ありました。

まずはMacintoshというパソコンの登場です。
初めは「なんだかパソコンでデザインするんだってよ?」的な状態だったのですが、だんだんとまわりのデザイン会社も導入をはじめ、私自身も自分で購入して勉強しました。
Macintosh LC575 という機種で、初心者向けの機種だったのだけど一式40万円近くしたのかな。

当時私が勤めていたデザイン会社の社長はアナログ派だったので、もっとMacintoshのスキルを身に付けるべくその機に転職しました。
数年後、この業界に入った時から付き合いのあった地場の広告代理店から声がかかり、再び転職することになりました。

広告代理店というのはクライアントから仕事を受注する立場でもあり、同時にいろんな業者さんに発注する立場でもあるのでとてもいい経験になりました。
クライアントの業種は時代とともに移り変わりました。その時々に広告予算が潤沢にある業界に食い込んでいかないと、広告代理店は生き残れません。
昔々は不動産。その後はメーカー。消費者金融の時代もありました。今は通信販売。

2度目の変化はWebの台頭です。
Macの時もそうだったけど、ここでもグラフィックデザインからWebデザインに移行できずにふるいにかけられたデザイナーが大勢いました。
私もこの2年ほどの間にWebデザイナーの面接を100人以上しましたが、ほとんどWebは未経験の方ばかりでした。
中には40代・50代のデザイナーもいて、
20年前から主戦場がWebに移行するのはわかっていたのに、なぜ君らは今まで勉強しなかったのだ?
と心の中で叱咤し、ちょっと悲しい気持ちになりました。

まぁ確かに、それまでのIllustrator、Photoshopというアプリケーションスキルから、html、css、javascriptなどプログラミング的なスキルが必要になるのでちょっと敷居が高いですが。

でもまぁ私は、そんなこんなでなんとかデザイナー人生を全うし(まだ死んでないけど)、これからは少しのんびりと仕事をしようというわけです。

カワサキ マサヨシ